「万治の石仏」のイメージソング「万治の風」好評発売中。

男性デュオ「a-more(エー・モア)」が作詞作曲して自ら歌い、ジャケットのデザインを諏訪市の画家原田泰治さん(69)が担当しています。

a-moreは大石ひろのりさん(32)と小西りゅうじさん(26)の2人。

ジャケットの絵は、原田さんの作品「万治の石仏」から、背景にある林の風景を除いて、石仏と、石仏の前で写真を撮ったり眺めたりしている人たちで構成しています。

万治の石仏誕生の由来

一説によると明暦3年(1657年)、諏訪藩の第三代藩主諏訪忠晴が、
諏訪大社下社春宮に石の大鳥居を奉納しようとした時のこと。
命を受けた石工がこの地にあった大きな石を用いようと
ノミを打ち入れたおり、はからずもその石から血が流れ出た。
驚き恐れた石工達は大鳥居の造作を止めた。
その夜、石工の夢枕に上原山(茅野市)に良い石材があると告げられ、
そこで良材を見つけることができ、大鳥居は完成した。
 石工達は、あらためてこの不思議な石に阿弥陀如来を刻んで
供養したという。

石仏の いわれを秘めて 秋の月(句:新田次郎)

万治の石仏について

自然に囲まれた信州・下諏訪。懐かしい風景が広がる中、
人と町を見守るように石仏は静かに鎮座しています。

 万治の石仏は、周囲を田んぼに囲まれ、正面は砥川の清らかな流れ、付近一帯は諏訪大社下社春宮の清々しい緑の森。その姿はひっそりと静寂に包まれてはいるものの、不思議な懐かしみとユーモアを感じさせます。その表情は見る位置により笑みを浮かべたようにも、雨に濡れて涙するようにもとれ、諏訪大社の御神木(杉の木)を見守るかのような眼差しは神々しい限りです。

雪の中の「万治の石仏」

万治の石仏の参拝方法

下諏訪観光協会・下諏訪商工会議所が提唱する万治の石仏の参拝方法

一、正面で一礼し、手を合わせて「よろずおさまりますように
と心で念じる。

二、石仏の周りを願い事を心で唱えながら時計回りに三周する。

三、正面に戻り「よろずおさめました」と唱えてから一礼する。

万治の石仏

 木立に囲まれた静かな一角に、大きな身体にちょこんと小さな顔が乗っかっている万治の石仏がある。
 この大きな石はどこから運ばれてきたのか、石仏としては、ユニークな顔立ちなど不思議な点が多い。だからこそ、画家の岡本太郎さんなどが感嘆されたのだろう。それとあまり手つかずの自然の中にぽつんと佇んでいる姿に人々が魅了される。
 砥川のせせらぎを聞き、木立を吹き抜ける風を感じていると、万治の石仏は世の中を見すえている様でもあり、いっそうひきつけられる。
[文/原田泰治]

[絵/原田泰治]